はじめに
いつも自衛官生活支援の会のブログをお読み頂きありがとうございます。今回は、中途転職についてお話ししたいと思います。自衛官の方は一度は転職について考えたことがあるのではないでしょうか。今回は転職を取り巻く現状と有利な転職を目指すためにはをテーマにお話します。
まずは、結論から
①中途転職では、前職より給料が上がる人が35%、下がる人が35%
②採用側は、「専門的・技術定な仕事」では、専門知識・能力がある人を求めており、即戦力の人材を採用している
③採用側は「事務的な仕事」、「サービスの仕事」、「保安、生産工程、輸送・機械運転、建設・採掘、運搬・清掃・包装等、その他の仕事」では、ポストの空きを埋めるたの求人が多い
④自衛官の転職では、資格取得や専門技術を身に付けることにより、転職が有利になる
【現状】転職後の給料はどう変化するのか
厚労省「令和3年雇用動向調査結果の概要」によると、転職後の給与について前職の賃金に比べ
て比較した場合、
・「増加」した割合:34.6%(「1割以上の増加」は 23.7%)
・「減少」した割合は 35.2%(「1割以上の減少」は 26.3%)
・「変わらない」の割合は 29.0%
【現状】事業所の転職者の採用理由について
厚労省「令和2年転職者実態調査の概況」によると、事業所の転職者の採用理由(3つまでの複数回答)は以下の通り
・「管理的な仕事」
⇒「経験を活かし即戦力になるから」 62.3%
⇒「専門知識・能力があるから」40.7%
・「専門的・技術的な仕事」
⇒「経験を活かし即戦力になるから」66.1%
⇒「専門知識・能力があるから」52.7%
・「専門的・技術的な仕事」の事業所規模 1,000 人以上だと、
⇒「専門知識・能力があるから」 85.9%
⇒「経験を活かし即戦力になるから」 85.2%
・「事務的な仕事」、「サービスの仕事」、「保安、生産工程、輸送・機械運転、建設・採掘、運搬・清掃・包装等、その他の仕事」
⇒「離職者の補充のため」がもっとも高い
・「販売の仕事」
⇒「経験を活かし即戦力になるから」が最も高い
以上のように、転職者の採用理由を見ると、採用年齢によっても差があるとは思いますが、「管理的な仕事」、「専門的・技術的な仕事」では「専門知識・能力があるから」や「経験を活かし即戦力になるから」が多いが、一方それ以外では「離職者の補充のため」となっています。
これは、転職では、専門知識や能力があるか、又は即戦力になる経験がある方は有利ですが、このような特性を持っていない転職者には、空きポストを待つしかなく、転職の機会が限定されるということを表しています。
X(旧Twitterでも投稿してます)
前回のJ-スタディでは、転職について情報共有をしました。その一部をご紹介します。
厚労省「令和3年雇用動向調査結果の概要」
◎転職後の給与について前職の賃金に比べ
「増加」した割合:34.6%(「1割以上の増加」は 23.7%)
「減少」した割合は 35.2%(「1割以上の減少」は 26.3%)…— J-スタディ(自衛官,OB,自衛隊サポーターのキャリアとマネーの学びと交流の場|自衛官生活支援の会) (@j_life_salon) October 13, 2023
有利な転職を目指すには
自衛官は、民間で活かせる経験や専門知識を持っている方は少ないと思われ、中途での転職は業界が限定され厳しい状況ではないかと思います。
そこで、自衛官も仕事を通じて、一般的な能力(判断力、まとめる力など)の他に専門的な能力や技術を付けることにより有利な転職が可能になると思います。
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