1.はじめに

いつも自衛官生活支援会のブログをご覧頂きありがとうございます。退職を迎える自衛官の方々は、「退職金をどのように運用するのか」は、とても重要なテーマです。今回は、そのテーマについて、出来るだけ具体的にお話ししようかと思います。

2.新NISAを活用した堅実な投資戦略

退職金を受け取った際、「この大きなお金をどう使えばよいか?」と悩む方は多いのではないでしょうか。老後の生活資金としての安心感はあるものの、銀行預金だけでは物価上昇や長寿リスクに対応できないという不安もあります。そこで注目されるのが、「2024年からスタートした新しいNISA制度(少額投資非課税制度)」です。

新NISAは、税制面で大きなメリットがあるうえに、非課税期間が無期限となり、長期の資産形成に非常に適した制度となっています。本記事では、退職金の一部を新NISAで活用する際のポイント、具体的なポートフォリオ、期待リターンまでをわかりやすくご紹介します。

3.新NISAの特徴と活用メリット

新NISAの最大の魅力は、投資で得た利益(配当や値上がり益)に対して非課税となることです。通常、課税口座で株式や投資信託を運用した場合、約20%(正確には20.315%)の税金がかかりますが、新NISA口座であればこれがゼロになります。

さらに、新NISAでは以下のような条件が整っています:

・年間投資上限額:つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円=合計360万円

・非課税保有限度額:最大1,800万円

・非課税期間:無期限

・対象者:日本在住の18歳以上の個人

この制度を活かすことで、退職金の一部を税制面で有利に長期運用することが可能になります。

4.退職金の資産配分は「三分法」で考える

退職金を全額投資に回すのはリスクが高いため、「用途別に分けて運用する」のが基本です。一般的には次のように三つに分けて考えます。

①生活資金(短期):日常生活や医療など急な出費に備える資金(例:300万円)

②予備資金(中期):3〜5年以内に使う可能性のある資金(例:300万円)

③運用資金(長期):10年以上使う予定のない資金を投資に(例:600〜900万円)

このうち「運用資金」に新NISAを活用することで、老後資金の一部を効率よく増やしていくことが期待できます。

「リスク許容度」を確認した投資:投資にはリスクがあります。ご本人のリスク許容度を確認することが重要です。

5.新NISA活用ポートフォリオの例

新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の両方が用意されているため、それぞれに合った商品を組み合わせることで、リスクとリターンのバランスをとることができます。

以下は、退職金900万円のうち新NISA枠で運用する場合の一例です。

資産クラス 割合(%)
全世界株式 50
国内債券 20
米国高配当株ETF 20
国内REIT(不動産投信) 10

このように複数の資産に分散させることで、世界経済の成長を取り込みつつ、安定性も担保することが可能です。

6.期待リターンの試算(一例)

上記ポートフォリオをもとに、各資産クラスの過去の実績を参考に想定されるリターンを計算した場合に、

年平均リターンを「約3.8%」と仮定すると、税金がかからないため、3.8%のリターンがそのまま

「手取りリターン」となります。これは非常に大きなメリットです。

◎(例)シミュレーション:20年間運用した場合
仮に900万円を年3.8%で20年間複利運用した場合、最終的には約1,864万円まで増える可能性があります(元本の約2倍程度)。

もちろん、実際の市場環境によっては上下しますが、長期的には資産の増加につながる可能性があります。

※上記の計算は一例であり、この計算のようになるとは限りませんので、ご注意ください。
投資は自己責任でお願いします。

7.まとめ:退職金は「守り」と「攻め」のバランスが重要

退職金は一生の中で最大級のまとまった資金です。このお金を「すべて預金で眠らせる」のではなく、「一部を賢く活用する」ことが将来の安心につながります。

新NISAを活用すれば、税金の負担を抑えつつ、長期で安定的な運用が可能です。まずは生活資金をしっかり確保したうえで、無理のない範囲で投資にチャレンジすることをおすすめします。

 

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