はじめに

いつも「自衛官生活支援の会」のブログをお読み頂きありがとうございます。自衛官の皆さんの一番大きな転機はいつでしょうか。それは定年退官の時期ではないでしょうか。今までの自衛官の世界から一気に民間の世界に出て行くことにあり、とても大きな転機ですよね。本日は、この定年退官という大きな転機にどのように臨むかお話したいと思います。

定年退官と言う転機について

転機には3つの転機があると言われています。一つ目は予期していた転機。二つ目は予期していなかった転機。三つ目は、期待していたものが起こらなかった転機です。

自衛官が定年退職を迎える場合は、 一つ目の予期していた転機だと思います。 しかし、その転機の 実態は、 予期していなかった転機かもしれません。

定年年齢を迎えると、誰もが自衛官生活を終えます。これは、かなり前から予期できます。しかし、その再就職先の多くは、前から予期していたものではなく、割と直前に決まる場合が多いのではないかと思います。

定年退官が与える影響

定年が与える影響について、その変化の種類とその影響度があります。まずは、変化の種類からみてみましょう。

4つの変化

定年退官は、幾つかの変化が伴います。

①まずは、役割が大きく変化します。今までは自衛隊の中での役割がありました。しかし、もし、退官して再就職した場合は、入社した会社での役割が与えられます。また、家庭内での役割も変化するかもしれません。

②次は、人間関係です。今までは自衛隊の中での人間関係が中心でした。退官後も続く人間関係はあると思いますが、今度は、会社での人間関係が生まれます。次第に会社での人間関係が強くなるのではないでしょうか。

③3つめは、日常生活の変化が起きます。朝、起きる時間から、使う交通機関まで現役時代とは大きく違うかもしれません。昼食ですら、お弁当から社員食堂に変わるかもかもしれません。今までは、駆け足をしていた時間も仕事し、帰宅する時間や就寝する時間も変わってくる可能性があります。

④4つめは、考え方や価値観の変化が起きます。自衛官時代は、国のため国防のために仕事をして来ました。しかし、民間の会社に入ると、利益を追求することが求められます。また、現役時代は、命令に基づいて仕事をしていましたが、一般の会社では命令は、ほぼありません。どちらかと言うと、自ら考えて動く必要が出て来ます。このことは、上の3つよりも、大きな変化ではないでしょうか。

定年退官の影響度を決める2つの要因

定年退官の4つの変化を見て来ました。今度は、その変化がどのような影響度を持つか見て行きましょう。

①まずは、その変化が、今までの体験能力や経験値を大きく超えるかどうかです。例えば、今まで、ドライバーの仕事が多かった場合は、車の運転の仕事についても、今までの体験や経験値を大きく超えることはありません。しかし、今まで野外訓練主体で、演習を楽しみにしていた人が、急に事務所に入り、事務仕事をやれと言われても今までの体験や経験値と違いが大きすぎて馴染めない可能性があります。

②2つ目は、その変化をサポートしてくれるシステムがあるかどうかです。先の例ですと、野外訓練が主体の仕事を行ってきた場合、民間の会社に行っても同じような仕事は数少なく、多くの場合は事務所での事務仕事や小売りをしたり、車の運転などが多いと思われます。そのように、ギャップが大きい場合に、サポートしてくれるシステムがあるかどうかが克服できるかに係わってきます。例えば、自衛隊内での事前の教育や退官後のサポートなどです。現在の自衛隊では事前の教育も十分ではなく、退官後のサポートは全くありません。

自衛官生活支援の会でのサポート

現役の方、退職を前にした方やOBの方をサポートするために、自衛官生活支援の会では、J-スタディを立ち上げます。これはLINEのオープンチャットを使って、キャリアやマネーの知識をお伝えしたり、色々な情報を提供して参ります。また、交流会も持ちますので、他の職種や職域の方、また、OBと交流が出来るので、新しい世界が広がるのではないかと思っています。

J-スタディ開設に先立ち、無料セミナーも行います。この中で、J-スタディについてもお知らせします。ご興味のある方は、このブログのトップページからエントリー出来ますので、よろしくお願いいたします。