はじめに

いつも自衛官生活支援会のブログをお読みいただきありがとうございます。2022.4.1で防衛省の貯金金利が普通預金0.37%(0.49%旧)、定額積立貯金0.76%(0.99%旧)、定期貯金0.94%(1.23%旧)に変更になりました。

さて、この金利の変更はどのくらいのインパクトがあるのでしょうか。金利が下がったとはいえ、一般の銀行などの金利に比べれば、まだまだ、高い金利にあります。やはり、防衛省の共済貯金を優先するのは間違いがないようですが、以前に増して資産の形成につみたてNISAやiDeCoを検討することが有効となって来ました。そこで今回は2024年から新NISAが始まるのを受けて、どのような考えで、資産形成をすれば良いのか、貯蓄プラスアルファ術を考えてみたいと思います。

まずは、結論から

①防衛省共済組合の貯金は高い金利です

2022.4.1で防衛省の貯金金利が普通預金0.37%(0.49%旧)、定額積立貯金0.76%(0.99%旧)、定期貯金0.94%(1.23%旧)に変更になりましたが、民間の預貯金や定期預金と比較するとかなり高いです。

②新NISAの特徴は

☆利用できる期間が無期限になったので、長期運用が可能になった。そのため、元本割れのリスクが大きく低減しました。

☆新NISAでは最大1800万円を運用でき、①の特徴と合わせると1000万円を超える金額を長期(無期限)に運用できることになり、とても大きなメリットとなると思います。

③新NISAでの資産運用か共済組合の貯金か?

その方のリスク(元本割)に対して、どのくらい我慢できるのかによりスタイル異なります。これを「リスク許容度」と言います。

・「リスク許容度」が高い人・・新NISAへシフト

・「リスク許容度」が低い人・・防衛省の貯金

・新NISAに興味がある人・・防衛省の貯金も継続しながら、少ない金額で初めてみる

④共済組合の貯金と新NISAを活用した上手な資産形成

共済組合の定期貯金が1000万円の満額とした場合、年間利息は9.4万円これを毎月約7000円ずつ積み立てるのです。定期貯金では利息は付きませんが、7000円を3%で20年間複利で運用すれば、元本168万円、運用益62万円、合計230万円となる可能性があります。(あくまでも仮の計算で、保証するものではありません)

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防衛省共済組合の貯金はやはり高い金利です

民間の定期預金では、利率の高いネットバンクのあおぞら銀行でも0.2%で、メガバンクですと0.01%という低さです。一方、防衛省の共済組合の定期貯金は利率が0.94%です。なんと約4.5倍以上の高さになります。例えば、100万円を10年間単利で運用すると、利息は民間の0.2%ですと2万円、共済組合の定期預金(現在)ですと9.4万円。定期預金(旧)ですと12.3万円となります。 防衛省共済組合の定期貯金は300万円が限度ですがそれでもかなり有利となります。

新NISAの特徴は

①利用できる期間が無期限になったので、長期運用が可能になった。

今までは最大利用期間20年でしたが、新NISAでは無期限になり、長期での運用が可能となりました。そのため、元本割れのリスクが大きく低減しました。

これは、毎月同額ずつ国内外の株式・債券の買付けを20年間続けた場合には、元本割れの出現率が、ほぼゼロとなるという実績があり、長期運用ではリスクが激減すると考えられます。

②新NISAでは最大1800万円を運用できる。

今までは最大800万円でしたが、新NISAでは1800万円と大きく運用枠が拡大しました。これは防衛省の0.37%が適用される普通預金より大きな枠となります。①の特徴と合わせると1000万円を超える金額を長期(無期限)に運用できることになり、とても大きなメリットとなると思います。

新NISAでの資産運用か共済組合の貯金か?

これは、その方のリスク(元本割)に対して、どのくらい我慢できるのかによります。これを「リスク許容度」と言います。リスク許容度が高い人は、新NISAへのシフトを進めても良いかと思いますが、低い人は防衛省の貯金が無難だと思います。ただ、リスク許容度も経験により変化しますので、新NISAに興味のある方は、防衛省の貯金も継続しながら、少ない金額で、新NISAを始めてみるのも良いと思います。

まとめてみると次のようになります。

①「リスク許容度」が高い人・・新NISAへシフト

②「リスク許容度」が低い人・・防衛省の貯金

③新NISAに興味がある人・・防衛省の貯金も継続しながら、少ない金額で初めてみる

今後、新NISAで運用と共済貯金の両方で資産形成を行ってゆくのが良いのではないかと思っています。

共済組合の貯金と新NISAを活用した上手な資産形成

上記の③を活用してみるのはいかがでしょか。共済組合の定期貯金と新NISAを並行して行うのです。まずは、共済組合の定期貯金が1000万円の満額とした場合、年間利息は9.4万円これを毎月約7000円ずつ積み立てるのです。この7000円は利息なので、多少元本割れしても気にならないと思います。例えば、投資信託のが今後3%(過去の実績は6%なので、かなり保守的)の複利で20年間運用できるとすると、

7000円を3%で20年間複利で運用・・元本168万円 運用益62万円 合計230万円

共済普通貯金では、1000万円以上には利息は付きませんが、新NISAで活用すると62万円の運用益を得る可能性があります。(あくまでも仮の計算で、保証するものではありません)

 

「新NISA」の商品については次のブログがあります。基本的には新NISAも同じラインナップですので、こちらをご覧下さい。
自衛官必見・・つみたてNISAと商品選びはこれだ!

また、iDeCo運用の実績を公開しました。ぜひともご覧下さい。
自衛官必見!・・資産の割合が決めて!実績を公開しました

まとめ

今回は防衛省共済組合の高い利率の定期貯金と新NISAを活用した効率的な資産の形成方法を解説して来ました。リスク許容度に応じた投資スタイルが重要ですが、まずは、共済組合の定期貯金と新NISAを並行して行ってはいかがでしょうか。ここでは、定期貯金の利息を新NISAで活用する方法をお知らせしました。

今回の内容は一例ですので、選ぶ金融商品によっては、リスクの方が大きくなる場合がありますし、信託報酬が高い場合は、共済組合の利息活用のメリット少なくなってしまう場合がありますので、注意が必要です。

今回のブログをお読み頂き、充実した豊かな人生を歩んで頂けますことを願っております。

 

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