自衛官必見!・・資産寿命を延ばすにはどうすればよいか!

 

はじめに

いつも「自衛官生活支援会」のブログをお読み頂きありがとうございます。新型コロナの影響下でも常に任務に対応できる態勢を維持されている自衛官の方々、大変お疲れ様です。自衛官の方々は一般の人より、早く退職するため、資産寿命を延ばす工夫が必要です。今回は「資産寿命」を延ばすには、どうしたらよいのかを詳しく解説します。

1.年金を60歳まで保険料を払おう

昨年、「老後2000万円問題」がマスコミを賑わしました。しかし、この金額は以前から周知の事実で、私も相談を受けた時は、平均的には2000万円必要と話してきました。自衛官は退職金があり、老後が一般の人に比べれば余裕があると思われます。

しかし、60歳前に定年を迎えるので注意が必要です。資産寿命を延ばすには、

①まず、国民年金には60歳まで入りましょう。例えば55歳から60歳まで国民年金に入らないと年間約10万円減額になります。国民年金の満額は年間で78万円なので、年間10万円の減額はかなり痛く、生涯続くのです。

②さらに、60歳までは厚生年金に加入しましょう。例えば平均月額が35万円の人が、5年間厚生年金に入らないと約11.5万円の減となります。

両方で年間20万年を超える金額になります。65歳から90歳までの25年間では500万円となり結構な金額ですし、さらに長生きをすると生涯続くので是非とも年金加入は忘れずにしましょう。

2.年金の繰り下げ

資産寿命を延ばすには、「年金の繰り下げ」が、もう一つの手段です。

これは、65歳以上で仕事を続ける必要があるので、65歳以上も働き続け収入を得る必要がありますが、もし年金を5年間繰り下げると42%の増加になります。

年金の繰り下げを話すと、必ず出る意見が途中で死んだら損をするという意見です。しかし、これは繰り上げ途中で亡くなると、自分では年金は使えませんが、家族には65歳における金額が繰り上げ途中の年数分、一括して未支給の年金として配偶者等に支給されますので、残された家族は安心です。

3.年金の繰り下げで注意すべき事項は

ア 税金や社会保険料を考慮

年金を繰り下げると、税金や保険料は増えますので、5年繰り下げても1.42倍にはなりません。大体、83~88%の間が手取りとなします。多く貰う人ほど手取り率が減ります。また、社会保険料が増えるのも注意です。

イ 配偶者の年齢によっては加給年金を考慮

65歳から厚生年金を貰うと、配偶者の年齢によっては加給年金が支給されます。この金額は約22万円で、配偶者が65歳になるまで支給される。しかし、厚生年金を繰り下げると、この加給年金が支給されず、繰り下げ中に配偶者が65歳になると無くなってしまいます。

ウ 在職老齢年金の適用で、せっかく繰り下げても年金が減少

雇用され働き続けると、在職老齢年金という仕組みで、年金と給料の合計がある金額を超えると年金が減額される制度があり、繰り下げのメリットを打ち消してしまいます。

しかし、「骨太の方針2019」(経済財政運営と基本方針2019について)では、「 在職老齢年金制度について、公平性に留意した上で、就労意欲を阻害しない観点から、 将来的な制度の廃止も展望しつつ、社会保障審議会での議論を経て、速やかに制度の見 直しを行う。 このような取組を通じ、就労を阻害するあらゆる壁を撤廃し、働く意欲を削がない仕 組みへと転換する。」としており、在職老齢年金制度については廃止も視野に見直すとしています。

この在職老齢年金については、今年改正があるようです。65歳未満の方も基準額が47万円に上がりそうです。詳しくは以下のブログに書いております。

65歳未満で年金がもらえる自衛官 OB には朗報!・・在職老齢年金の見直しについて

これによって、働きながら年金を受領できる基準が上がれば、働くシニアはかなり余裕のできる生活が可能となります。

4.老齢基礎年金だけを繰り下げよう

以上の注意事項は税金、社会保険料を除けば、厚生年金にだけ当てはまる内容です。したがって、基礎年金だけを繰り下げれば、かなりのデメリットをクリアーできます。そして、もし、ご夫婦で5年間繰り下げれば、月に5.46万円(額面)の年金がプラスになります。

例として、生涯給料の平均月収が40万円の人が、40年間保険料を納付した場合は、基礎年金、厚生年金を合わせて、年金としては183万円(額面)となり手取りは169万円(月14万円)となります。もし、基礎年金だけ5年繰り下げると215万円(額面)となり手取りは198万円(16.5万円)となります。税や社会保険料を考慮しても月々2.5万円の増加90歳までですと600万円の増加となします。しかし、この増加額は生涯続くので安心です。

5.つみたてNISAやイデコを活用しよう

資産寿命を延ばすのに、年金を増やすことの他には、資産運用することも有効な手段です。まずは、自衛隊の貯金を活用するのが一番ですが、満額になった場合は、つみたてNISAやイデコで長期分散投資がお勧めです。下記のブログではそれぞれの内容をごご紹介したおりますので、ご確認ください。

自衛官必見・・つみたてNISAと商品選びはこれだ!

自衛官が知っておくべきiDeCo(イデコ)と商品選びはこれだ!(2020年改正対応)

まとめ

「資産寿命」を延ばすには、基礎年金を繰り下げることやつみたてNISAやイデコが有効であることを見て来ました。また、厚生年金を繰り下げると有利な点がなくなり、総合的にはメリットが少なることもお分かり頂けたと思います。ただ、基礎年金を繰り下げる場合も、税金、社会保険料を引いた手取りで生活設計をすることにより「資産寿命」を延ばすことができます。

また、つみたてNISAやイデコにご興味のある方は、自衛官生活支援会にご相談ください。丁寧に詳しく金融商品の選び方までご相談に乗ります。お申し込みをお考えの方は、まずは電話連絡からどうぞ。電話番号090-8435-9380

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