はじめに
いつも「自衛官生活支援会」のブログをお読み頂きありがとうございます。今回は保険について、一般に自衛官は生命保険に入り過ぎのようです。部隊には保険屋さんが出入りして親しくなると、ついつい入ってしまいますよね。どんな種類の保険が必要で、どのくらい入ればいいのかを皆さんの立場に立って簡潔に解説します。保険への考え方が変わりますよ!
そもそも保険って必要なの?
もともと、保険は万一のことがあった場合に、大きな保障が必要な場合に入ります。例を挙げると、自動車保険・・事故を起こして相手を死亡させた時には賠償金が必要になりますが、その金額は膨大なので、保険でカバーしますよね。これに疑問を感じる人はいません。なぜなら、賠償金が大きすぎて、個人では一緒掛けても払い切れないし、もし、払い続けるとしたら、人生を棒に振るからです。
もともと、保険は大きなリスクに備えるために、みんなが少しづつお金を出してカバーし合うのが本来の目的でした。
生命保険も同じです。自分に万が一のことがあると誰が困りますか?まず、独身の人は必要ありません。また、家族がいても奥さんだけで、共稼ぎ奥さんがしっかりお給料をもらっている家庭は必要ないでしょう。
一方、ご家族にお子さんがいらっしゃる場合は検討が必要です。教育費は結構な金額になり、奥さんもお子さんがいらっしゃると働きに出るのも大変な場合があるので、生活が苦しくならないように、入っておくと安心ですね。
ちなみに、住宅ローンを支払っている人は、一般には住宅ローン専用の保険に入っていますので、心配はいりません。
自衛官は団体保険を活用すればOK
自衛官の方は、現役時代は団体保険を活用しましょう。保障内容は年齢を問わず同じで、年毎の還付金もあり、お得な保険です。
☆防衛省の保険(年齢に関係なく)
掛け金5000円/月(50口:最高)の場合:病気死亡:3210万円(災害死亡:4210万円)障害給付金:100~700万円
☆民間の保険(年齢ごとに保険料に差がある)
同じ死亡保障3200万円の場合の掛け金は
30歳:約2800円/月
40歳:約5600円/月
50歳:約8900円/月
となり、還付金があることも考えるとかなりお得な保険となっています。
保険は公的保障を考慮して入りましょう!
万が一の時の保障は、遺族年金を考慮して入りましょう。必要保障額として、生活費、子どもの教育費、葬儀代などです。そして万が一の際に入るお金は、公的な遺族年金、お見舞金、遺族の収入、貯金などです。
例えば、ご主人が亡くなった時点で、
①奥様が35歳、お子さんが0歳
②ご主人の収入が45万円/月、奥様が今後10万円/月の収入、生活費25万円/月
③教育費としてお子さんが大学だけ私立の場合1,000万円
として、奥様が65歳までの
不足する生活費は252万円となります。意外と少ないですね。
さらに、この金額は年々減少して行くのです。
(遺族年金など:約14.3万円/月)
教育費と合わせると
1252万円です。ただ、児童手当を満額貯めると約200万円になりますので、貯金もあるでしょうから、約1000万円を保険で準備すればいいのです。
いかがでしょうか・・皆さん保険に入り過ぎてませんか?
生命保険は掛け捨て保険か?貯蓄型保険か?
これを準備するには、ネット生命で、一例として、掛け捨ての保険ですと、30歳、10年、1、000万円の保障ですと、月々840円(非喫煙)、40歳ですと月々1610円、50歳ですと月々3350円・・負担感が高くなく十分な安心が得られます。また、保障は年々少なくなりますので、タイミングを見て見直すのが良いと思います。
貯蓄型の終身保険(低解約型)ですと、同じ1000万円の保障で30歳で月々14,620円、40歳で18,870円、50歳で25,630円となります。保険料は高くなりますが、貯蓄性があるので、掛け捨てとはなりません。ただ、早く解約してしまうと帰ってくるお金が少なくなるので、注意が必要です。
まとめ
保険は万が一の際に、大きなお金が必要な場合に掛けておくのが本質です。そして、自衛官の方は防衛省共済組合の団体保険がお得ですのでお勧めです。また、利率が良い時代とは異なり、貯蓄と保障は分けた方がよいでしょう。
貯蓄を目的とするのであれば、まずは防衛省の貯金を活用し、満額になった場合は、ネット銀行の利率のよい預金を利用したり、個人向け国債や少し勉強して「つみたてNISA」などを利用した資産運用をお勧めします。賢く保険を活用して余裕のある自衛官人生を送って頂くことを願っております。
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