自衛官必見!・・将来の年金はいくら?不足分は?どう補えばいいのか?

 

はじめに

いつも「自衛官生活支援会」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。老後のマネープランを考えるのに、一番、気になるのは自分の年金はどのくらいかですよねご自分の年金がどのくらいもらえるのか、老後にいくら必要か、そしてどうやって準備するのかを簡単に分かり易く解説します。

自衛官は国民年金と厚生年金の合計

自衛官は「長期掛金」という名目で、国民年金と厚生年金の保険料を支払っており、配偶者(扶養されている)の保険料も含まれています。

最初に国民年金から・・

国民年金は、全国民に加入の義務があります。そして、その満額は65歳からで、年間金額は780,900円です。この満額の年金にするには20歳~60歳までの40年間保険料を払う必要がります。
この金額から減ることはあっても増えることはありません。月単位で保険料を払うので、40年間払うと480か月になります。例えば、保険料を30年しか払わなければ・・780,900×360/480=約58万円になります。これは年額です。もし、満額の約78万円としても、1か月6.5万円、夫婦だと13万円です。これでは生活が成り立ちません。

以上は一般のサラリーマンですが、自衛官は早期退職なので、国民年金は加入の期間は短くなります。万一、54歳(定年延長後)で退職される2、3曹の方は、6年間(72ケ月)不足しますので、もし、保険料を払わないと15%の年金が減額され、年額66.3万円となってしまいます。

次に厚生年金です・・

厚生年金は、年齢によって仕組みが異なりますが、今後若い人が対象になる65歳から支給される厚生年金を対象にします。
自衛官の人の保険料は共済組合が天引きで納めるので、本人は保険料を納めている気分ではありませんが、自衛官である間はしっかり納めています。ですので、自衛隊にどれくらい在職したかが、保険料の支払期間になりますということで、国民年金の保険料納付期間=自衛隊の在籍期間(20歳以上に限る)です。

さて、厚生年金に話を戻すと、厚生年金の保険料は支給される給料によって保険料が違います。多く給料を貰っている人は多く払い、少ない人は保険料も少なくなります。当然、将来的な年金も多く払っている人は多くもらえ、少なく払っている人は少なくなります。
年金計算に使う給料は、その人が会社からもらう給料(ボーナス含む)の生涯平均です。例えば、今は年収300万円だけど、将来、400、500、800万円と増えれば、生涯平均年収も増えます。生涯平均年収を月額に直して、自衛隊の在籍月数を掛けて、さらに係数を掛けて年金額を出します。
式にするとこんな感じ・・
平均月収×自衛隊の在籍月数×係数(5.418/1000)
例として、生涯平均月収50万円、18歳で入隊して、被保険者期間は18歳~54歳までの36年×12ケ月=432ケ月場合(厚生年金は20歳未満も対象となる)
50万円×432か月×係数=約118.4万円となり、一か月あたり約9.9万円

国民年金と厚生年金を合わせると・・自衛官は退職等年金がプラス

さて、それでは年金はいくら貰えるか・・
上記の例だと、基礎年金66.3万円+厚生年金118.4万円=184.7万円
退職等年金として、終身退職年金を選ぶと年間8万円のプラスとなります。
合計は192.7万円/年で16万円/月となります。

もし、奥様が専業主婦の場合は同じ基礎年金が上乗せされ、258万円/年で月々約21.5万円となります。

老後はどのくらい必要なの?どうすれば補填できるの?

この月に21.5万円の年金額(月額)はいかがでしょうか?現在の生活レベルによって感じ方は異なります。ちなみに、高齢者無職世帯の支出平均は約26万円/月、ゆとりある生活を考えられる老後の平均額は約35万円/月と言われています。26万円と21.5万円の差5万円をどのように補填すればよいのでしょうか。

一番最初にすることは、定年後も厚生年金に入りながら働くことです

まずは、60歳まで働き、国民年金の満額を目指しましょう。もし、月平均給与が30万円とすると・・国民年金は11.7万円増え、厚生年金は11.8万円増え、年額281.5万円で月々は23.4万円になります。奥様が専業主婦ですとそうすると、年額293.2万円、月々24.4万円となり、先ほどの差5万円は1.6万円に減り、かなり改善されます。

ただ、これは年金生活者の平均の支出で、余裕がある生活をするには、35万円/月必要になりますが、そこまでは必要なくても少しは余裕が欲しいですね。そのためには、どうすればよいでしょか。

働きながら年金を5年間繰り下げることです

月々5万円の年金を増やすためには、ご夫婦の満額の基礎年金を5年間繰り下げるのです。65歳から厚生年金だけは貰いながら、余裕を持ちながら働き、基礎年金を奥様の分と合わせて繰り下げるのです。これは、リスクなく収入を増やす一番の方法です。

次が資産運用です

資産運用にあまり大きな期待はしないようにしましょう。資産運用の平均利回りは良くて5~6%です。年金の繰り下げは、一か月ごとで計算され、7/1000で増えます。1年受け取りを繰り下げるだけで7%以上に増えるます。しかし、これは65歳以上からの処置になります。出来れば若いうちから資産運用を行えば、

例えば月5万円を3%で30年複利で運用すると、なんと約3000万円になります。長期積み立て運用の威力です。3000万円あれば、90歳までの生活費として3000万円/(12ケ月×30年)=8.3万円となり、月々32.7万円の生活費を確保できます。

まさに、長期積み立て運用の大切さがわかります。もちろん、iDeCoや積立ニーサの制度を活用するのは言うまでもありません。

まとめ

将来を考える時に、気になる、自分の年金がどのくらいもらえるのか、老後にいくら必要か、そして、どうやって準備するのかを解説してきました。年金の繰り下げや、資産運用などの手段がありますが、それぞれの方の事情に応じて使い分け、組み合わせが大切だと思います。是非とも、このブログを参考にして充実した老後をお過ごし下さい

老後資金の準備は、元自衛官のFP「自衛官生活支援会」へご相談ください。

WEB(Zoom)とメールによるご相談もお受けします。遠隔地の方はもとより、お近くの方でもお客様のお時間の節約のため是非ともご活用ください。

Zoom相談のやり方はこちらから

現役自衛官、OBの方のお金とくらしのご相談