自衛官が知っておくべき年金・・マクロ経済スライド!

 

はじめに

いつも自衛官生活支援会のブログをご覧頂きありがとうございます。政府は 1月24日、今年の年金支給額について、マクロ経済スライドにより、伸び率が抑えられ前年度比0.2%増にすると発表しました。このマクロ経済スライドはよく耳にするキーワードですが、よく分からない方も多いと思います。そこで、今回はこのマクロ経済スライドについて、わかりやすく丁寧に解説します。

2020年度の公的年金の支給額について

厚生労働省は、2020年度の公的年金の支給額を前年度比0.2%増に改訂すると発表しました。年金額の伸び率を抑制するマクロ経済スライドが発動し、初めて2年連続で年金額の伸び率が抑えられました。本来の計算だと0.3%増のところ、この制度により0.1%分抑えられ、0.2%の増加にとどまりました。

2020年度の具体的な支給額は

20年度に支給が開始される人の場合、国民年金は、満額で月額65,141円前年度比133円増、夫婦二人の標準的な世帯(夫が厚生年金・国民年金、妻が国民年金)で月額22,0724円前年度比458円増となります。支給は4、5月分が支給される6月から改定された金額となります。

マクロ経済スライドとは

年金給付は長期間にわたるものであるため、賃金水準や物価の変動に応じて年金額を改定する制度を設けています。年金額の改定の際に少子高齢化の進行を年金額に反映させて、給付水準と社会全体の負担能力とのバランスが取れるように調整する仕組みをマクロ経済スライドといいます。

しかし、マクロ経済スライドは物価と賃金が低下するデフレの状況では発動しないため、導入以来、今まで発動したのは消費増税直後の2015年度と2019年度の2回だけでした。今年は3回目になります。

さらに、本来はマクロ経済スライドの発動が必要であっても、デフレ時は発動できないため、調整額が積み重なる事態が生じて来ました。そこで、政府は調整分を翌年以降に繰り越す「キャリーオーバー制度」を導入しました。

そして、昨年、2019年度は過去の繰り越し分をまとめて抑制する形になり、本来は0.6%の増加のところ、2019年度分のマイナス0.2%と、2018年度に未調整で繰り越(キャリーオーバー)されたマイナス0.3%を解消するため、実際の引き上げは実質0.1%ににとどまりました。

まとめ

今回ご紹介したマクロ経済スライドは、年金の知識の中でも重要で話題になるテーマです。年金の仕組みは大変複雑なので、細部にわたり知る必要はありませんが、新聞紙上やテレビで話題になるような内容については押さえておきたいものです。

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